テレビのお勉強

3Dプラズマテレビの値段や性能についてお話しましたが、本日はその原理について説明します。

[http://www.daikichiya.com/16tv.htm:title=私たちが映像を立体的に捉えるのは2つの目で世界を見ているからですね。
これと同じようにテレビにも2つの映像、右目用と左目用の映像を同時に映して見れば、人間の脳は立体感を感じることができます。]

そこで、今回の3DビエラVIERA)では、右目用と左目用の映像を時分割で表示させて、専用の眼鏡で見る方式を採用しました。

専用の眼鏡にはシャッターが付いていてテレビから送られてくる信号に従って高速にシャッターを開いたり閉じたりします。

そして、右目用の映像が出ているときは、右目のシャッターを開いて左目を閉じます。
逆に左目用の映像が出ているときは、左目のシャッターを開いて右目を閉じます。
これを高速で繰り返すことで、人間には2つの映像が同時に見えているように感じられます。

今までのアナログテレビの場合、1秒間に30コマの映像がコマ送りで表示されているのですが、このスピードでも人間の目には連続した映像に見えます。
ところが、地上波デジタル放送になってより高解像度でスムーズな動きが得られるようにデジタル対応テレビでは1秒間に60コマで放送されています。

今回の3Dビエラでは、このスピードをさらに倍にして1秒間に120コマの表示ができるようにして、そのうちの60コマを右目用、残りの60コマを左目用という形で交互に表示させ、それと同期して視聴者がかけたメガネのシャッターが開いたり閉じたりするようにしたわけです。

そのため、専用メガネにはテレビからの信号をキャッチする機能とシャッターを高速に開け閉めする機構、電池などが入っています。
そのため、3Dテレビに1個は付いてきますが、もう1個追加で買おうとすると1万円程度かかります。

また、メガネが重いとかけていて疲れますからなるべく軽量化も必要です。
今回の3Dビエラの専用メガネは63gということで、かなりがんばって軽量化したようです。

それでも、携帯電話の半分ぐらいの重さはあります。